北海道根室市の最東端、納沙布岬。
空港職員が行ってきました、写真でご紹介します。
納沙布岬灯台 ↓
その納沙布岬から一番近い北方領土の貝殻島(歯舞群島)までの距離は3.7km.
晴れた日には「貝殻等灯台」や国後島が見えるのですが、
空港職員が訪れた日はあいにくのお天気でした。見えません。
その納沙布岬灯台の少し手前に「望郷の岬公園」があります。
望郷の先は北方領土の島々。(国後、択捉、歯舞、色丹)
「望郷の岬公園」内には、北方領土の島々を望む場所に位置し強制送還された人々の心の
拠り所として建てられた「北方館 望郷の家」や、北方領土返還を願って作られた建造物・
石碑・墓碑等が並んでいます。
その中でも目を引く、北方領土返還祈念シンボル「四島(しま)のかけ橋」
≪高さ13m、底辺35m、幅3~5m≫
中央には「祈りの火」
沖縄の南端、波照間島で古式に則り採火された火、島々が返還される日まで灯され続けます。
隣に「希望の鐘」
「北方館 望郷の家」に展示されている北方領土に関する資料
日露通好条約(1885年2月7日調印)・・・これにより当時自然に成立していた択捉島と
ウルップ島間の両国国境を確認(外務省ホームページ より)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/hoppo/day/index.html
調印日の2月7日は「北方領土の日」と制定されました。
1945年12月1日、マッカーサー元帥に当てた北方領土返還を求める陳情書
この12月1日を「北方領土返還運動の始まり」の日と位置づけ、毎年東京・銀座で
シュプレヒコールをしながら行進し街頭啓発をしています。
https://www.nakashibetsu.jp/shoukai/hopporyoudo/api-ru/
ここ数年中標津空港から、元島民の方とご家族が国後島へ墓参に行ってらっしゃいましたが、
今年は新型コロナウィルスのこともあり、どうなっているのでしょうか、気になるところです。
望郷の岬公園近くには北方領土資料館もあり, 北方領土の歴史や経緯についての資料をご覧いただ
くことができます。
以上、北海道東端なので遠く感じますが、根室に来た時には是非足をお運びください。
by sora